再生紙偽装のニュースを見て思うのは、
ウソがバレる世の中になっているということ。
これは、良い方向に向かっているのだと思います。
東京新聞:再生紙偽装17社 製造企業の7割超す 製紙連調査:社会(TOKYO Web)
製紙会社の業界団体、日本製紙連合会は二十五日、会員企業三十八社のうち十七社が再生紙の古紙配合率を偽装していたと発表した。再生紙を製造する二十四社の約七割に当たり、偽装した再生紙の月間平均生産量は調査対象の二〇〇七年十−十二月で約七万七千トンに達しており、製紙業界に偽装がまん延している実態があらためて浮き彫りになった。

でも、なんで多くの製紙会社がウソをついていたのでしょう?

素人考えですが、
100%再生紙
高品質の紙
環境に優しい紙
の3個を満たすという、あり得ない要望があったのだと思います

好意的に受け止めると、製紙会社は無理な要望に対して、
のバランスをとって、
(ウソをついて)製品を提供していたのではないでしょうか?


このニュースを機会に、
・製紙会社は、ウソをつかない経営に変わってもらいたい
そして、
・消費者(特に自治体や企業など)が、必要以上に高い品質を求めず、真の意味で環境に優しい紙を選ぶようになって欲しい
そう思いました。


以下、再生紙に関連して見つけた情報です。

日本製紙グループの紙の豆知識
紙の豆知識:紙のQ&A:日本では古紙はどのくらい利用されているのですか?

A2. 日本は古紙の回収率、消費率とも世界でもトップクラスの水準を保っています。
2002年の日本の古紙消費量は約1,816万トンです。

古紙利用の主力は段ボールなどの「板紙」分野。この分野での古紙利用率は既に91%に達しています。
一方、「紙」分野での古紙利用率は36%強ですが、この中でも新聞用紙や衛生用紙などは既に50%以上、古紙を利用しています。

では、古紙を回収して再び紙として利用すると具体的にはどういうメリットがあるのでしょうか?
主なメリットに、資源の有効活用・エネルギーの節約・ゴミの減量化があげられます。
このように有効に古紙を活用していくためには、分別が必要です。
古紙をパルプにする時にじゃまなものは、ポリ袋やビニール、アルミはくそして表面を樹脂で加工した紙です。
紙を回収に出す時は、このようなものを取り除き、新聞やダンボール、それ以外の紙に分けてから、まとめていただければありがたいのです。

東京新聞の記事:
東京新聞:古紙再生 100%も悪くはないが:社説・コラム(TOKYO Web)
 「再生紙に対し、高い白色度・過剰に高い品質・低コストを求めてしまった、製紙会社・企業・消費者・国等による社会構造に原因があると考えます」
 古紙配合率偽装問題を受け、名古屋市のNPO法人(特定非営利活動法人)中部リサイクル運動市民の会が出した声明文だ。
 中部リサイクルは一九九〇年から、新聞古紙100%の再生紙「エコペーパー100」を流通させている。目的は「紙は真っ白でなくていい。家庭から出る新聞古紙をごみにしたくない」というのに尽きる。
・・・中略・・・
 再生には漂白剤が必要になることや古紙を溶かす熱源の重油が二酸化炭素の発生源になることから、かえって環境に良くないような旧来の反論も蒸し返されている。
 中国の大量需要で、古紙が足りなくなったせいもあるという。
 中部リサイクルが生産を委託する地元の中堅製紙会社は、薬品処理を最小限に抑え、その代わり白色度を60%(新聞古紙が55%)にとどめている。原油高の影響で重油は使わず、建築廃材を燃やしている。チラシや雑誌に使うには、何の支障も出ていない。