新書『「狂い」のすすめ(ひろ さちや)』を読みました

タイトルから、くだけた感じの本を想像してたら、真面目な本でした
「狂い」のすすめ
出版社/著者からの内容紹介
ただ狂え! の哲学で世の中を乗り切ろう。
世の中はあまりにも狂っている。だからこそ、「この世は夢よ、ただ狂え」と自覚すればかえってまともになれる著者は、狂いと遊びがこの世を生き抜く術だと説く。ひろ氏独特の生きていくヒント集。
という本

『世の中の物差し(価値観)は狂っている!
だから、世の中から狂っていると思われてもいいから、自分自身の物差し(価値観)を持とう!』
という内容だと思ったのだけど、最後には
『物差しを持つな!(人を比べるな)』
までいってしまいました

すばらしいです

この本で、印象に残ったのは87ページ、インフレの話しのところ
そのハンガリーで、二人の兄弟が親の遺産を折半して、兄はその金を貯蓄しました。弟はその金で酒を飲んで暮らした。やがてインフレになって、兄は一文無しになり、弟は酒瓶やビール瓶を売って大金持ちになったそうです。本当か嘘か知りませんが、戦後のインフレを知っているわたしには、妙に説得力のある話です。
ホントにあり得そうな話しで、新鮮でした
そして、今の常識にとらわれず、狂った人になろうと思ったのでした
とても難しいことですけど・・